マンション屋上の防水工事の選び方と費用相場を徹底解説

マンション屋上の防水工事の選び方と費用相場を徹底解説!

大規模修繕工事をマンションなど行う場合、外壁工事、防水工事、足場工事、下地補修工事などが一般的な工事内容になります。そのなかでも、防水工事は屋上やバルコニーなど外気が直接あたる部分で雨などの水の浸水を防ぐためにとても重要な工事のひとつになります。

今回は防水工事の中でも一番重要である建物の屋上部分についてプロの専門業者であるマリオンが徹底的に詳しく解説します。

目次

マンションの屋上に防水工事が必要な理由

マンションの屋上には、防水工事が必要な理由があります。一つは、防水層が劣化していることです。屋上は日常的な気候の変化や紫外線の影響を受けやすく、時間とともに防水性能が低下します。もう一つの理由は、雑草の生えている状態です。雑草の根が防水層を侵し、水の浸透やダメージを引き起こすことがあります。

マンション大規模修繕で行う屋上防水とは

大規模修繕時に行われる屋上防水は、マンションの全体的な改修やメンテナンスにおいて、屋上の防水工事を含めた一連の工事を指します。屋上防水工事にはさまざまな種類がありますが、選択する際には以下のポイントに注意することが重要です。

まず、屋上防水工事の種類を理解する必要があります。主な種類としては、FRP防水、ウレタン防水、シート防水、アスファルト防水があります。それぞれの特徴やメリット、デメリットを把握し、マンションの条件やニーズに合った適切な防水工法を選ぶことが重要です。

また、大規模修繕時に行う屋上防水のポイントとして、信頼できる業者の選定が挙げられます。施工実績の豊富な業者や、丁寧に記載された見積書を提供してくれる業者を選ぶことが重要です。また、保証やアフターサービスの内容も確認し、満足のいくものであるかを確認しましょう。

大規模修繕工事については別の記事で詳しく説明していますので気になる方はこちらもご覧ください。

マンションの屋上の防水工事のメリットとデメリット

マンションの屋上の防水工事は、建物、マンションにとってとても重要な役割があります。建物の一番の上部にあたるので雨風、紫外線などにとても影響を受けやすく、その分劣化もしやすい部分になります。屋上部分がしっかりと守られていないということは建物全体にも影響が出てきてしまい危険な状態にもなります。雨水が内部に浸透してきてしまい、雨漏りが発生するということはとても多い事例です。
防水工事にはそのようなことからしっかりとマンションを守るというメリットがあります。またデメリットとしては費用コストが高く、住人が生活しながらの工事になるため、住人へ負担がかかるなどがあげられます。マンションの屋上防水についてのメリットとデメリットをわかりやすく一覧でご紹介します。

マンションの屋上の防水工事のメリット

1. 屋上の漏水や水浸しを防止できる。
2. 建物全体の耐久性を向上させる。
3. 雨漏りによる住宅内の被害を防ぐ。
4. マンションの価値を保持し、将来的な売却時にも有利になる。

マンションの屋上の防水工事のデメリット

1. 費用がかかる場合がある。
2. 工事期間中に一部の共用施設が制限される場合がある。
3. 工事に伴う騒音や振動が発生する場合がある。

マンションの屋上の防水工事を行うタイミング

マンションの屋上の防水工事を行うタイミングには、いくつかのタイミングがあります。一般的には、防水層の劣化や雨漏りなどの問題が発生した場合には、早急に防水工事を行う必要があります。一般的な流れでいえば、マンションなどは定期的な大規模修繕があるため、長期計画をもとに大規模修繕工事のタイミングで防水工事を行うことが多いです。

だからといって、そのままにしておくのではなくメンテナンスや定期的な点検などを行い、プロの判断のもと、いつのタイミングで工事を行うことが最適なのかなどアドバイスをしてもらいましょう。

マンションの屋上の防水工事の施工手順

マンションの屋上の防水工事では、以下のような一連の手順が行われます。まず、下地調整を行い、表面を整えます。次に、プライマーと呼ばれる下地処理剤を塗布します。このプライマーは、防水層と下地をしっかりと結びつける役割を果たします。その後、主剤と呼ばれる防水材料を塗布し、防水層を形成します。最後に、トップコートと呼ばれる表面の保護層を塗布して工事を完了させます。

防水工事については下記の記事で詳しくご紹介しています。防水工事の全体の理解を深めた場合はこちらもご参考にしてみてください。

マンションの屋上の防水工事にかかる費用相場

マンションの屋上の防水工事にかかる費用は、様々な要素によって異なります。一般的には、屋上の広さや選択する防水工法、施工の難易度などによって費用が変動します。大まかな相場としては、平均して1平米あたり数千円から数万円程度と考えられます。ただし、具体的な費用は業者に見積もりを依頼することで正確に把握することができます。

マンションの屋上の防水工事を依頼する業者の選び方

マンションの屋上の防水工事を依頼する際には、以下のポイントを考慮して業者を選ぶことが重要です。

まずは、防水工事の施工実績が豊富な業者を選びましょう。過去の実績が多い業者は、信頼性や技術力が高く信頼性があります。また、見積書がていねいに記載されている業者を選ぶことも大切です。明確な見積書は、後々のトラブルを防ぐために必要です。
見積もりの金額だけで判断するのではなく、連絡の速さ、応対などもしっかりと確認しておきましょう。工事を進めていく際に何かトラブルがあった場合などに応対の速さなどが影響してきます。とくにマンションなどは住人が生活をしながら、工事が進められるため、応対の悪さは住人への悪影響にもつながりますので注意が必要です。
さらに、保証やアフターサービスの内容も確認しましょう。将来的な問題に対応するためにも、充実した保証やアフターサービスを提供してくれる業者を選びましょう。

そのほか業者選びのポイントやコツについては下記の記事で詳しくご紹介していますのでこちらもぜひご覧ください。

マンションの屋上の防水工事の保証とアフターサービス

マンションの屋上の防水工事を行った業者によって、保証期間や内容が異なる場合があります。一般的には、5年から10年の保証がつけられることが多いです。保証期間内に問題が発生した場合は、業者に連絡して修理や対応を依頼することができます。
しかし、業者によって保証内容は異なるため、契約前に必ず保証内容を確認するようにしましょう。

マンションの屋上の防水工事の注意点

最後にマンションの屋上の防水工事を行う際の注意点について簡単にご紹介します。

1. 優良な業者を選ぶことが重要である。施工実績や信頼性を確認し、慎重に選定しましょう。
2. 必ず複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが重要です。価格や内容の違いを確認することはもちろん、そのほかにも応対や連絡の速さなども考慮し最適な業者を選びましょう。
3. 工事前には住民への事前連絡や説明を行うようにこころがけましょう。工事のスケジュールや影響範囲を周知し、理解を得ましょう。
4. 工事期間中の騒音や振動に対して、周囲の環境への配慮が必要です。周辺住民や近隣施設への影響を最小限に抑えるようにしましょう。

まとめ

今回はマンションの屋上防水についてご紹介しました。屋上防水は防水工事の一部になるため、基本的にはそのほかの防水工事と大きく違うことはないですが、建物の一番上である屋上はその分の劣化や建物を守る役割が大きいです。しっかりとメンテナンスと適切なタイミングで補修をすることで建物自体を守ることになり、住人たちを守ることにもつながります。
マンションの屋上防水について理解を深め、適切な工事ができれば幸いです。

マリオン株式会社 取締役副社長 永見 洋昭
マリオン株式会社 取締役副社長 永見 洋昭

一級塗装技能士であり、現在マリオン株式会社の副代表も務める。建築業界に10年以上在籍している経験と知識で現場から営業まで幅広く携わる。

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