よくあるご質問

大規模修繕工事の開始前に知っておくと良いことはありますか?

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大規模修繕工事を効率的・計画的におこなうことは、ムダな出費や仕上がり後の結果に対する不満を減らすために必要です。
工事開始前にお客様にも是非知っておいていただきたいことを3つ、ご説明いたします。

1.外壁塗装の前におこなう大切な工事

室内への雨漏りを防ぐシーリング

マンションや商業ビル・アパートなどの外壁には、窓や換気口などのまわりにシーリング材が充填されています。
シーリング材は、ゴムのような弾力性のある素材で、窓や換気口などの建具と、建物との隙間から水が入りこまないようにするために使われています。

シーリング材は塗装の材料と比べて寿命が短いため、傷んで破断してしまうとその切れ目から雨漏りにつながってしまう恐れがあります。

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窓廻りのシーリング

足場を組んで外壁塗装をしたものの、シーリング工事をしなかったことで後日、窓廻りから漏水が発生してしまったなどということがあると、もう一度、足場を組んで工事をすることにもなりかねないため、外壁修繕工事の際には、シーリングの劣化状態について確認し、工事範囲に含めるか検討することが大切です。

コンクリート片の落下や雨漏りに備えた下地補修

建物は築年数が経過すると、外壁に使われているモルタルやコンクリートにひび割れが起こってきます。
特に日本では頻繁に地震が起こるため、地震の揺れによる衝撃が集中する部分にクラック(ひび割れ)が入っている建物はめずらしくありません。

外壁のひび割れを放置しておくと、外壁のモルタルやコンクリートが剥がれ落ちてしまったり、ひび割れ部分から侵入した雨水が室内にまわりこんでしまう可能性があります。

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外壁のひび割れ

こうしたことが起こらないよう、建物下地の補修工事についても着工前に検討しておくことが大切です。

「やり残した工事」が無いように計画することが重要です

シーリング工事や下地補修工事は建物の見栄えに直結する工事ではないため、おろそかにしがちで、外壁のひび割れも、上から塗装してしまうと実際のところ遠目にはあまりよく分かりません。
しかし、どちらの工事も、実施せずに放置すると、雨漏りにつながってしまうなど実害が発生するリスクが高まります。

建物を健康な状態で長持ちさせるためにはシーリング工事・下地補修工事といったメンテナンスをおこなうことが重要で、新しく交換されたシーリング材と補修した建物の外壁に対し、「今後、長い期間にわたって保護していくためのお化粧」として外壁塗装ができるよう、修繕工事の計画時にこれらの工事が今回必要かどうかをしっかりと判断されるのが良いと存じます。

2.タイル外壁を修繕するときに事前に確認しておくこと

タイル工事の種類

外壁がタイルで仕上がっている建物についての修繕工事は、外壁塗装の場合と同様に足場を組んでおこなうことが一般的ですが、タイル外壁は、塗装によって保護する外壁とは修繕の方法が異なります。

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タイル仕上げの外壁

外壁タイル工事には、ひび割れてしまったタイルや浮き(建物下地とタイルとのあいだにできてしまった隙間)によって落ちそうなタイルの張替えがあります。
また、浮き部分に専用の樹脂を注入して隙間を埋める工事や、タイルとタイルのあいだにある目地の補修、タイルと目地に対して薬品を使って洗浄する工事があります。

タイルの張替えで注意すること

タイル張替えで注意する点は「施工後の美観性」です。
タイルを張替えたところ、張替えた部分のタイルの色が周囲のタイルの色と似ていないために補修跡がくっきりと残ってしまうケースはよくあります。

張替えに使うタイルは、

  • 既製品のタイルで似ている色のものの中から選ぶ
  • タイル加工業者に頼んでタイルをつくってもらう
  • 新築時に余分につくって保管していたタイルを使う
  • タイルを塗装して周りのタイルの色と合わせる

いくつかの選択肢がありますので、工事前にしっかりと打ち合わせしておくことが望まれます。

タイルの洗浄で注意すること

外壁タイルや目地は、排気ガスや雨水による水垢などによって時間が経つにつれて汚れていきます。
高圧の水をかけて洗うことで、ある程度まで汚れは落ちますが、薬品を使って洗浄すると新築時の外観のようなきれいな仕上がりになります。

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タイル薬品洗浄

タイルの薬品洗浄で気をつける点は「薬品の種類」です。
タイル洗浄に用いる薬品には酸性・中性などの成分をはじめ多くの種類があります。
著しく汚れているタイルに対しては酸性の薬品を使うこともありますが、事前にしっかりとした対策をとらずに作業をおこなうと、建物の周囲にある植木や花壇内の植物を枯らしてしまったりする可能性があります。
薬品洗浄工事をおこなうときには、念のため薬品の種類についても確認しておくことが望まれます。

3.外壁工事と防水工事を一緒におこなう必要があるか

防水工事の施工箇所と工事のタイミング

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屋上の防水工事

防水工事の施工箇所には、屋上やバルコニー・庇(ひさし)・外部の階段・通路などがあります。
屋上やバルコニーに対しては主に床面に対する防水処理を、階段や通路に対しては長尺シートを貼って防水性と美観性を高めます。

これらの箇所に対して防水工事をおこなうタイミングは、けっして外壁工事と同時である必要はありません。
「現在、屋上が原因で雨漏りしている」といった緊急性のある場合を除き、早すぎる防水工事は修繕コストをムダにかけてしまうことになります。

  • 防水層が現在どの程度まで劣化しているのか
  • 外壁工事と一緒に防水工事をおこなう必要性があるのか

工事業者は、現地調査の際に上記について診断し、適切な時期についての見解を示すことが大切だと考えております。

「足場工事」がひとつの判断基準となります

外壁の修繕工事は一般的に足場が必要です。
足場の組み立てと解体にはそれなりの費用が発生してしまうため、足場を組んだときにしかできない防水工事については一緒にやることを検討してみると良いのではないでしょうか。

具体的には、バルコニー床や各窓の庇については外壁工事と一緒におこない、屋上や外階段、通路については足場が無いとむずかしい場合を除き、適切なタイミングにあわせておこなえるよう計画することができると考えられます。