マンションや建物の大規模修繕工事は老朽化の防止や安全面からの耐久性を維持するためにとても重要で大切なものです。実際に工事がはじまると期間が長いためにさまざまトラブルが発生することがあります。その中で、大規模修繕工事は住民が住んで生活をしている状態で工事を行うために、いつもとは違う環境や騒音など、住居人にストレスをあたえ、不満やクレームが出ることもあります。
この記事では、大規模修繕工事によるマンションでの住民からのクレームの原因や対処法について解説します。この記事を参考にして、マンションの住居人の気持ち、クレームについての理解を深め、実際に工事を依頼するときの参考にしていただければと思います。
目次
マンションでの大規模修繕工事でクレームになる原因
工事による騒音や振動
通行禁止の道路や駐車場の確保
ホコリやゴミの処理方法の変更
仮設トイレや仮設エレベーターの設置場所
マンション大規模修繕工事中のクレーム対処法
マンションでの大規模修繕工事中に起こり得るトラブル、クレームについてご説明しましたが、このようなトラブル、クレームをゼロにすることは難しいですが、最小限に抑えることがとても重要です。
クレームを最小限におさえるための対処方とポイントをご紹介します。
事前に住民への説明と協力を得る
大規模修繕工事が行われる前に、住民に対して工事の内容や期間、住民の生活に与える影響について説明することがとても重要です。事前に知っていることで理解が深まります。
また、住民の意見や要望を聞き、その内容をしっかりと施工業社へ伝え、住民の意見や要望に応えることで、クレームを未然に防ぐことができます。
工事期間中の騒音や振動の軽減策を講じる
大規模修繕工事中に発生する騒音や振動を軽減するために、以下のような対策を講じることができます。
- 工事現場周辺への防音壁の設置
- 作業時間の制限
- 振動を抑制するための方法の採用
- 住民に対する工事の進捗状況の報告
不満やクレームに対して適切に対処する
住民からのクレームが出た際は施工業者にすぐに伝え、早めに対処してもらいましょう。問題が解決されないままだとことが大きくなるおそれもあります。住民のストレスを大きくしないためにも適切な対処をすることが重要です。
またこのような場合、施工業者がどれだけ早く対応してくれるのか、が重要になります。ですので、施工業者を選ぶ際はこのような状況でもしっかりと信頼をもって対応してくれる施工業者を選ぶようにしましょう。
まとめ
マンション大規模修繕工事の周期のタイミングはなかなか難しいですが、ガイドラインや専門業者のアドバイスを参考に判断しましょう。
マンション・建物の寿命を延ばすだけでなく、住み心地の向上やマンション価値の向上など、様々なメリットがあります。費用の面では、ご紹介した費用を抑えるためのコツを参考に抑えられるコストは少なくしましょう。修繕工事はマンションの維持管理には欠かせないものです。マンション管理組合や管理会社と協力して、適切なタイミングで工事を行い、快適な暮らしを維持していきましょう。
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マリオン株式会社 取締役副社長 永見 洋昭
一級塗装技能士であり、現在マリオン株式会社の副代表も務める。建築業界に10年以上在籍している経験と知識で現場から営業まで幅広く携わる。