塗装工事が始まると、その建物に暮らしている人はどのような影響を受けるのでしょうか?

工事中の窓の開閉からバルコニーなどの使用、工事期間中の外出などの疑問について知ることで、工事と上手に付き合うことができます。

1.塗装工事中の洗濯について

塗装工事によって養生されたバルコニー
塗装工事を行っている最中の疑問点として、洗濯をしても良いのか?あるいは洗濯物を外に干しても良いのか?というものがあります。

マンションなどではバルコニーに洗濯物を干すことができるスペースが設けられていて、そこに洗濯機を置くといったケースもあります。

外壁塗装工事を行っている間は、基本的にはバルコニーに出入りして洗濯機を使うことや外に洗濯物を干すことが可能です。
ただし、使用しているバルコニー廻りの塗装工事期間中はそれらの行動が制限されてしまいます。

塗装工事では、塗装する範囲以外へ塗料が付着してしまうことを防ぐため、窓や手摺、設備などに養生がなされ、その間は窓などの開閉ができません。
また、塗りたてで乾燥していない塗料が衣類などに付着してしまうと落とすことが非常に困難であるため、バルコニー廻りの塗装期間中はバルコニーの使用を控える必要があります。

その他、外壁を塗装する前には、外壁に付いているホコリや汚れを落として塗料の密着性を高めるために高圧水洗浄工事を行うことが一般的です。

高圧水洗浄では、洗浄機を使って圧力を高めた水を外壁に噴射するため、窓を開けることができません。
水洗いによって流れ落ちてくる水も汚れたものとなるため、バルコニー内に置かれているもので濡れたり汚れたりすると困る物については、工事が始まる前に移動させておく必要があります。

また、大規模修繕工事などでは上記の工事のほか外壁下地の補修やバルコニーの防水工事を行うことが一般的です。

外壁下地の補修では、外壁のひび割れや脆弱な箇所について、一旦その部分を除去するために工具などを使って削りとっていく作業が生じます。
その際、細かいコンクリート片やホコリなどが舞い上がりますので、外に洗濯物を干すことは避けることが賢明です。

バルコニーの防水工事では床面に防水材を塗布する方法が多く、防水材が硬化するまでは床面を踏むことができません。
ウレタン防水などによる防水工事の場合には、塗布した防水材が硬化したその上に更に防水材を塗布して防水層を重ねて形成していくため、3~5日間程度バルコニーを使えない期間が続くと考えておいたほうが良いでしょう。
修繕工事で使う洗濯物表
上記のような工事に伴うバルコニーの使用制限などについては、基本的には施工業者より、お知らせの配布や掲示板などへの掲示によって事前に通知があります。
通知事項をしっかり確認し、分からない点は業者に問い合わせるようにしましょう。

2.塗装工事中の外出について

塗装工事中の外出
塗装工事の期間中はずっと自宅の中に居なければならないのでしょうか?

塗装工事を行っている際は外出しても基本的にまったく問題ありません。
家の中に出入りする必要があるという場合であれば別ですが、そのようなケースでは事前に必ず業者から連絡があるものです。

また、外出する際にその旨を業者に伝える必要もありません。
こちらも、必要であれば事前に業者から連絡があるでしょう。

ただし、工事期間中は、プライバシー保護の観点や防犯上の理由から、カーテンを閉め、窓やドアなどの施錠は必ず行うようにしましょう。
外壁に足場が組まれているケースでは、第三者による足場を使用した犯罪行為などのリスクがゼロではないため、普段以上に防犯意識を高めておく必要があります。

工事は非日常的で不慣れであるのが当たり前です。
疑問に思ったことや不明な点があれば、工事前・工事中を問わず質問し、余計なトラブルに巻き込まれることを防ぎましょう。

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